嗅覚

森には動物の排泄物や死骸、落ち葉などの腐敗物が多いのに、不思議と悪臭がしません。


森林の中に足を踏み入れた瞬間に感じる、何とも言えない心地よい空気と匂い。

森の中にはとても爽やかな空気が広がっています。

森林に漂う、爽やかで良い匂いのことを「フィトンチッド」※と呼びます。
※「фитонциды:ロシア語」

フィトンチッドについて

木(樹)は、人や動物のように、危険を感じても自らの意思で移動する事はできません。

病害菌や病害虫、昆虫や小動物から幹の皮や葉をを護るため木から放出される揮発性物質がフィトンチッドです。

1928年、ロシア・レニングラード大学のボリス・トーキン博士が、植物を傷つけるとその周囲にいる細菌などが死ぬ現象を発見しました。
彼はこれを植物が周囲に何らかの揮発性物質を放出したためと考えて、この物質をフィトンチッドと命名しました。
フィトンチッドは「植物」を意味する「Phyto」と「殺す」を意味する「cide」から作られた造語です。
またトーキン博士は、マツやヒノキといった針葉樹から発散されるフィトンチッドが、森林の中でヒトをリラックスさせる成分であることを明らかにしました。

引用元:ウィキペディア(Wikipedia)『フィトンチッド』

杉(スギ)の香り

人が杉の香りを嗅ぐと、α波が平均より30%も増加するそうです。

脳波がα波になると、βエンドルフィンが脳内に分泌され、ストレスを低減すると同時に、脳内が活性化します。

人の免疫力を高め、病気予防の効果もあるそうです。

桧(ヒノキ)の香り

桧の香りは、自律神経の安定に効果的と言われています。

桧風呂や桧の入浴剤などを活用すると、とても気持ちが落ち着き、入浴との相乗効果で高いリラクゼーション効果があるそうです。

桧葉(ヒバ)の香り

ヒバの香りは、ストレスを和らげ、精神安定効果があると言われています。
これは「ヒノキチオール」という成分で、桧よりも、青森ヒバの方が多く含まれています。

  1. 抗菌作用:細菌を寄せ付けない
  2. 防虫効果:ゴキブリ・ダニ・シロアリなどの虫を寄せ付けません。住宅の土台にヒバが好まれるのは同じ理由です。
  3. 防臭、及び消臭効果:タバコ・アンモニア・靴の臭いなど、不快な臭いを消臭します。
  4. 精神安定効果:周防レスを和らげ、精神を安定させます。
  5. 酸化防止効果:食品などの腐敗を防ぎます。※昔からマツタケと一緒にヒバの葉を入れます。
  6. 薬効果:歯槽膿漏の予防や口臭を抑える効果があります。円形脱毛症にも効果があります。

松の香り

松の葉の香りは、血行を促進し、血圧を上げ、身体を温め、血中の尿酸を減らす効果があります。マウス実験では、マウスの運動能力が2.71倍にも増加したそうです。

眠気覚ましとしても最適で、それと同時に疲れ切った神経を癒し、落ち込んだ気持ちを前向きでポジティブな気持ちに変えてくれます。