木と五感

五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)に及ぼす木の影響について

木は「私たちの五感すべてに優しい」という話があります

例えば「森林浴」という言葉がありますが、「海水浴」「日光浴」と同様に、「森林浴」が体に良いというのは広く知られています。

「森林浴」という言葉が使われ始めたのは、昭和57年(1982年)頃からです。

森の都とも言われるドイツは、森林セラピーの先進国として100年以上の伝統があります。

皆さんもご存じのように、ドイツは世界有数の経済大国であり、自動車、電気・機械、化学産業を中心とした製造業の各分野において高い技術力を持っています。

それと同時に、世界的にもレベルの高い地球環境保護政策を推進し「環境先進国」としても知られています。

そのドイツの森林浴セラピーを日本に紹介し、「森林浴」を提唱したのが林野庁です。

昭和57年(1982年)、長野県赤沢自然林において、第1回森林浴大会が開催されました

現在では、「森林浴発祥の地」としても知られる赤沢自然林は、樹齢300年を超える木曽ひのきの天然林で構成されており、日本三大美林にも数えられています。

自然の緑の中で、小鳥のさえずりや若葉が風に揺れる音を聞きながら、森林独特の香りを嗅ぐことで、ストレスを和らげ、身も心もリフレッシュされます。

皆さんも是非、都会の雑踏から逃れ、自然のエネルギーを沢山浴びて明日への活力を養いましょう。

木が私たち人間に及ぼすメリットについて、五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)に分けて紹介したいと思います