味覚

製材された木材を直接食べる事はありませんが、箸やお椀など、口に入れたり触れたりするものにも木は活用されています

お寿司屋さんの寿司桶やお櫃(ひつ)には木曽椹(サワラ)が好まれます。

日本酒は杉樽で熟成させ、ほんのり杉の香りをつけます。

日本酒を飲むのに桝を使いますが、桧(ヒノキ)桝が好まれます。

オークの成分が必要なので、ウイスキーを熟成させる樽には必ずオーク材を使用します。

スモークチーズ、スモークベーコン、スモーク卵などの燻製食品は、桜・リンゴ・楢(ナラ)・ヒッコリー・くるみ等のチップで燻煙します。

割り箸には、杉や柳などが使われています。

この様に、木を直接食べる事はなくても、木の味は味覚で堪能しているのです。