萬松寺の椎

萬松寺は天正20年 (1593) 年に創建され、 創建時期から寺と共に歴史を歩んできた老樹が「萬松寺の椎」というスダジイの古木です。

主幹はほぼ朽ちた状態ですが、細枝から葉が芽吹き、人々を感動させています。

推定樹齢450年~500年、樹高9m、目通り幹囲5.7m、根元は落雷により空洞、下部に不動明王を安置


旧・細川邸の大シイ

旧熊本藩細川家下屋敷に植えられていたスダジイで、現在も同じ場所に佇んでいます。

推定樹齢400年、樹高10.8m、目通り幹囲8.13m、枝張りは東西9.4m、南北11.36m

旧細川邸とは、肥後熊本藩細川家の下屋敷のことであり、元禄16年(1703年)2月4日、赤穂事件で細川藩に身柄を預けていた17人が切腹を命ぜられた場所として知られています。ひょっとすると303年前に彼らもこのスダジイを眺めていたかもしれませんね。

  • 大石内蔵助
  • 吉田忠左衛門
  • 小野寺十内
  • 原惣右衛門
  • 片岡源五右衛門
  • 間瀬久太夫
  • 間喜兵衛
  • 掘部弥兵衛
  • 早水藤左衛門
  • 礒貝十郎左衛門
  • 富森助右衛門
  • 潮田又之丞
  • 近松勘六
  • 赤埴源蔵
  • 奥田孫太夫
  • 矢田五郎右衛門
  • 大石瀬左衛門


上永良神明社の大椎(シイ)

樹齢千年の巨木

上永良神明社(は貞観年中(859~877)の創建と伝える古社で、秀吉に仕えて「賤ヶ岳の七本槍」の一人と呼ばれた戦国武将・加藤左馬之助嘉明が上永良村の出身であることから、寛永二年(1625)に本殿を再建したと伝えられています。

拝殿前に聳え立つこの大シイの木は、

推定樹齢1000年~、樹高8m、根元周囲20m、目通り幹囲7mという県下最大のスダジイの老樹です。

主幹は枯死してしまいましたが、目通り幹囲1m前後の2本の枝幹と周囲に萌芽したひこばえが成長しています。