永明寺の境内でひときわ目立つイチョウの大木。
推定樹齢520年、樹高37m、根元周囲は7m、枝張り東西14m、南北15m
永明寺が創立したのは寛正6年(1465)で、このイチョウは永明寺開山の「泰嶽文義禅師が手植えした」と言われています。
裸子植物で落葉性の高木
主幹は欠損しているのでオブジェのような恰好ですが、神社の石段を登っていくと右側に鎮座しているのがイチョウです。
推定樹齢300年、樹高16m、目通り幹囲9.2m
このイチョウの特徴は気根(乳状下垂)が非常に発達している事です。
地元教育委員会の説明書きによると、総数約70あるとか、最大のものは直径30㎝、長さ2mと記してありました、
全国的に公孫樹の気根を乳房に見立てて母乳の出を願う風習はあるようですが、ここ富士宮では気根の先端に針を刺して祈願するそうです。
以前は洞の中に大日如来が祀られていたそうですが、その名残で現在でも祭りの時はしめ縄を張るそうです。
出展:植物 Q&A 銀杏の枝からぶら下がってくるもの | みんなのひろば | 日本植物生理学会