新町の大ソテツ

ソテツは沖縄から奄美大島にわたって自生し、北限は九州の南端と言われています。

常緑の低木で裸子植物の中では「生きた化石」と言われ最古の植物だそうです。

裸子植物としては杉や松も同じ裸子植物の仲間です。

蘇鉄の名の由来は、衰弱した時に鉄分を与えると元気を取り戻すところから来ているようです。

新町の大ソテツは推定樹齢1000年以上と言われ、根元より数本の大支幹に分かれ、主幹を中心に東西南北あらゆる方向に大蛇のごとく枝を伸ばし株を構成しています。

主幹の周囲は2.5m、樹高は10mと天然記念物中最大のものだそうです。


旧・細川邸の大シイ

旧熊本藩細川家下屋敷に植えられていたスダジイで、現在も同じ場所に佇んでいます。

推定樹齢400年、樹高10.8m、目通り幹囲8.13m、枝張りは東西9.4m、南北11.36m

旧細川邸とは、肥後熊本藩細川家の下屋敷のことであり、元禄16年(1703年)2月4日、赤穂事件で細川藩に身柄を預けていた17人が切腹を命ぜられた場所として知られています。ひょっとすると303年前に彼らもこのスダジイを眺めていたかもしれませんね。

  • 大石内蔵助
  • 吉田忠左衛門
  • 小野寺十内
  • 原惣右衛門
  • 片岡源五右衛門
  • 間瀬久太夫
  • 間喜兵衛
  • 掘部弥兵衛
  • 早水藤左衛門
  • 礒貝十郎左衛門
  • 富森助右衛門
  • 潮田又之丞
  • 近松勘六
  • 赤埴源蔵
  • 奥田孫太夫
  • 矢田五郎右衛門
  • 大石瀬左衛門


根古屋神社の大ケヤキ

根古屋神社の説明書きによると、北側のケヤキを「田木」と呼び、南側のケヤキを「畑木」と言うそうです。

年ごとに芽の出方に遅速があり「田木」が早く芽を出す年は稲作、「畑木」が早く芽を出す年は畑作が豊作であることから「田木」「畑木」の名が起こったとあります。

共に樹齢は800年以上
「田木」樹高23m、目通り幹囲10m、枝張り東西14.5m、南北15m
「畑木」樹高21m、目通り幹囲11m、枝張り東西22m、南北22.5m