上永良神明社の大椎(シイ)

樹齢千年の巨木

上永良神明社(は貞観年中(859~877)の創建と伝える古社で、秀吉に仕えて「賤ヶ岳の七本槍」の一人と呼ばれた戦国武将・加藤左馬之助嘉明が上永良村の出身であることから、寛永二年(1625)に本殿を再建したと伝えられています。

拝殿前に聳え立つこの大シイの木は、

推定樹齢1000年~、樹高8m、根元周囲20m、目通り幹囲7mという県下最大のスダジイの老樹です。

主幹は枯死してしまいましたが、目通り幹囲1m前後の2本の枝幹と周囲に萌芽したひこばえが成長しています。

牛久保の梛(ナギ)

熊野神社の森に聳え立つナギの木をご紹介します。

推定樹齢400年以上、樹高20m、目通り幹囲3.5mの巨木です。

本来ナギは、本州南部、四国、九州、琉球、台湾の山中に自生する植物で、豊川市のように暖帯の北限に近い地域ではこのように大木になることは稀だそうです。

別名「弁慶泣かせ」と呼ばれるように、葉は細長く平行脈があり簡単には千切れません。


慶寿寺の枝垂桜

推定樹齢は350年、慶寿寺本堂裏に植栽されている枝垂桜の老木で、この場所に慶寿寺を開山した今川範氏が父範国の遺徳などに感謝して植えた事から「孝養桜」とも呼ばれています。

350年前に初代が枯れてしまい、現在の桜は二代目だそうですが、樹高14m、枝張り18mと見事な樹勢を誇っています。