橘神社の大けやき

地元教育委員会の説明書きによると、橘神社はもと平方村の氷川神社で、今でも土地の古い人達は「氷川神社」と言っている。

明治41年(1908)の神社の合祀の時に当時の村内の十社がこの社に合併し、社名は土地の旧名「橘の里」をとって橘神社とした。

橘神社の神木となっているのがこの大けやきである。

指定は、埼玉県がけやきを県木にしたのにちなみ、上尾市でも古く、大きく、かつ由緒のあるけやきを選んだ。

中央の主たる幹が落雷のため上部を欠いているものの高さ約20メートル余である。

旧平方村(明治22年合併前)の鎮守である旧氷川神社の神木として、しめ縄を張られ、長い間村民の信仰の対象として敬慕されていたことを考えると、市内の大けやきの代表としてふさわしい

推定樹齢1000年、樹高24m、目通り幹囲5.75m


萬松寺の椎

萬松寺は天正20年 (1593) 年に創建され、 創建時期から寺と共に歴史を歩んできた老樹が「萬松寺の椎」というスダジイの古木です。

主幹はほぼ朽ちた状態ですが、細枝から葉が芽吹き、人々を感動させています。

推定樹齢450年~500年、樹高9m、目通り幹囲5.7m、根元は落雷により空洞、下部に不動明王を安置


与野の大カヤ

妙行寺南側の金毘羅堂境内に鎮座する「与野の大カヤ」

推定樹齢1000年、樹高21.5m、目通り幹囲7.28m、根元周囲13.5m

太い幹と四方に張った枝振りは大変迫力があります。

妙行寺の資料には平安時代中期の長元年間(1028年から1037年)に植えたものとあり、室町時代の応永年間(1394年から1428年)には「関東随一の巨木として知られ、旅人のよき道標であった」と記されているそうです。