清泰寺の境内に佇むカヤの巨木のご紹介。
地元教育委員会の説明書きによると「清泰寺は、後小松天皇の応永年間になって、雲鷹玄俊大和尚によって曹洞宗として再興したという。このカヤは、同和尚が開山記念として植えたものだと言われる」
推定樹齢600年、樹高28m、目通り幹囲5.4m、根元周囲7.7mという巨木です。
このヒメバラモミは1999年に枯死していて伐根が展示されていました。
日本特産種で、八ヶ岳と南アルプス北部・秩父山地の海抜1000mから2000mにかけての冷温帯から亜高山帯に分布しているが、現在はその数は1000本足らずと推定されきわめて少ない。
しかし、最終氷期の地層からは数多くの化石が見つかっており、その当時は冷涼・乾燥気候の下で、日本の広い範囲で繁栄していたと考えられる。
いわゆるクリスマスツリー型の樹形で、大きいものでは樹高45m、直径1.5mにも達する場合がある。
樹皮は灰褐色。葉は太く短く、長さ6-13mm程度、断面は菱形である。球果は長さ2.5-4.5cmほどである。
生息数が少ない貴重な樹木という事でご紹介させて頂きました。