大瀬崎のビャクシン樹林(柏槙)

伊豆半島の北西に位置する大瀬崎には「ビャクシン樹林」があります。

ビャクシンは乾燥に強く、岩場や海岸沿いの厳しい環境でも成長する特性を持っています。

ヒノキ科の常緑高木として本州・四国・九州にかけて分布しています。

ビャクシンは幹や枝に特徴があります。

主幹はねじれることが多く、赤褐色の樹皮は縦方向に裂け、まるで自然の芸術作品のようです。

大瀬崎には130本ほどが自生しており、樹齢千年以上の木や巨木があるため、「大瀬崎のビャクシン樹林」は、昭和7年に国の天然記念物に指定されています。