この木は、茶の最良品種である「やぶきた」の母樹です。
「やぶきた」は安政4年(1857年)7月に、ここ有度村(現 静岡市中吉田)に生まれた故杉山彦三郎が選んだもので、収穫量と製茶品質は最もすぐれ、その名は全国的に有名です。
杉山彦三郎はその一生を茶の品種改良にささげ、全国の茶生産を踏査して良樹の選定につとめ、幾種もの優良種に成功しました。
この母樹は、たまたま竹やぶの北側にあったので、「やぶきた」と命名されたものです。
と案内看板に記されていました。
やぶきた茶のルーツとして大変貴重なものですね。