宝永の大スギ

御殿場市内にある大杉の中で最大のもので、樹勢は旺盛で昔は遠くからこの樹勢を望むことができたそうです。

宝永四年(1707年)富士山の宝永の噴火の砂礫が高い枝の部分に積もったまま残っていたのが発見されたのが「宝永の杉」の由来です。

推定樹齢700年、樹高33.5m、目通り幹囲7.75m、根元周囲11.2m、枝張り東西22.4m、南北24.8m


川柳の扶桑樹

南北に立ち並ぶ二本の杉の距離はわずか1.1mしかなく成長するにつれて根元が癒合してしまいました。

癒合しても杉は杉なのですが、双子の木のようにも見えるので、その様子を見た、海軍大将樺山資紀(かばやますけのり)伯爵が「扶桑樹」と名付け、「川柳の扶桑樹」という呼び名が広まったようです。

樹高はいずれも33.41m、目通り幹囲5.45m(北)と5.28m(南)、根元周囲10.84m(北)と10.35m(南)と両樹はほぼ同サイズですね。

樹木を何かに見立てて風流を楽しむのも良い趣味だと思います。


八幡神社のイスノキ

イスノキは伊豆半島以南に分布するマンサク科の常緑高木です。

果実は1cmほどの朔果(さっか)で2本の突起がある。

アブラムシによって葉に実のように見える特異な「虫こぶ」ができる事で知られている。

この果実のように見える「虫こぶ」の中は空洞で、アブラムシが抜けて出た穴に息を吹きかけると「ひょうひょう」と笛のように音がなるそうで、その様子から「ヒョンノキ」とも呼ばれると説明書きにありました。

推定樹齢650年以上、樹高15m、根元周圍4.5m、目通り幹囲3.55m